国内ボランティア体験記  

                         小泉博史

 私が国内ボランティアに参加した一番の理由は、夏休みという長期の休みを利用して、普段しないことをすることで、なまけものの自分を変えようと思ったからです。もちろん、誰かの役に立ちたい、という思いもありました。

 ところが、実際大分に行ってすぐにこの気持ちは変わりました。子供たちと接していくうちに、もっと力を抜いてやるものなんだということがわかったのです。人の役に立とうとする気持ちがあまりに強いと、恩着せがましい態度になってしまい、かえって相手を不愉快にさせてしまう、というシスターの言葉が、実感できた瞬間が何度となくありました。

 大分では、シスターや先生方がとても親しく声をかけてくださり、さらにうれしかったのは子供たちがすぐになついてくれたことです。海に行ったり、虫取りをしたり、とてもたのしい5日間でした。一瞬、自分が何をしに来たのか忘れかけたほどです。はじめ、あまりの楽しさと仕事の簡単さに拍子抜けしました。しかし、それは、自分から積極的に動き、働くという姿勢が欠けていたせいでした。途中からは、自分から仕事を見つけて働こうと心がけました。でも、もっともっと積極的であるべきだったと反省しています。

 今回の参加で、多くのカルチャーショックに出会ったり、自分の新たな一面を発見したりした結果、自分を変えるというはじめの目標がすこし達成できたような気がします。当然、来年も行きたいです。今度は軽い気持ちで。

 

 

忘れられない夏               宮崎 円

 私にとってこの夏休みは、忘れられない、いや忘れてはならないくらい、貴重で沢山の事を学んだ夏休みでした。私の大切な心の宝石箱からとり出してお話ししてみましょう。

 8月12日から21日まで、私は九州の大分県にある小百合ホームにボランティアに行きました。今まで、ボランティアと言ったら県内だったし友達もいたから平気でやっていました。でも今回は違う。県外だし一人だしという不安ばかりでした。 なやんでいた時、母が、「お母さんは、こんな貴重な体験はないと思うわ。沢山の事を学べるし、大きくなれると思うわ。」と言いました。私はしばらく考えて、参加しようと決めました。

 いざ12日になって新幹線に乗って、電車にも乗って合計7時間、いろんな駅、景色を見てきました。そして大在につき、瀬口シスターが迎えてくれました。小百合ホームでは、私はボスコ組担当でした。はじめは緊張と不安ばかりだったけれど、教室に入ると、人なつこい子供で、いきなり抱きつかれました。私は子供達と暑い中走りまわったり虫をとったり、ビデオを見たり、トランプをしたり、プールに入ったり、キャンプで肝だめしをしたり、小学生に戻った気分でした。本当に楽しかったなぁ。

 熊本シスターとも沢山話を聞いてもらって、瀬口シスターとも沢山楽しく話しして楽しかったです。食事中に箸でつつかれたり、うしろからたたかれたり、言う事を聞いてくれなかったりして悲しくなったこともあったけれど、電話で母にすべて話したら自然と涙が沢山出てきました。その後はすっきりとしました。私はここに来て、「お母さんってすごい」と思いました。よくここまで私を育ててくれたなとも思いました。初めて親のありがたみが分かりました。私は、お母さん、お父さん、そして私の事を思ってくれる人が沢山いる事に気づきました。ここでのすてきな思い出と体験をこれからの人生に役立てたいです。